(お知らせ)第8回夏期研究集会開催と参加者の募集について
日本ライフストーリー研究所主催のライフストーリー研究会夏期研究集会(第8回)を開催します。
下記のプログラムのようにご案内いたします。みなさまのご参加お待ちしております。
参加ご希望の方は、下記の「2022夏期研究集会参加申込み」ボタンから申込みフォームにすすみご登録をお願いいたします。(参加申込ボタンは当ホームページのトップページにもございます)
<研究会参加の詳細>
参加費は無料で、非会員の方も参加可能です。
参加申込締め切りは8月24日(水)です。
申込受付終了後、オンライン参加の詳細をメールでお知らせいたします。
報告が始まる前にzoomにお入りください。(途中からは入れないことがあります)
第8回夏期研究集会
開催日時:2022年8月28日(日)10:30~16:15
(終了後、リアル/ヴァーチャル懇親会を予定しております)開催形式:ハイブリッド(リアル参加:10名以内、オンライン参加)
報告 プログラム
◆第1報告(10:30~12:00)
報告者:山本 哲司(京都精華大学)
報告タイトル:寺院解散の語りと地域社会変容の経験について
報告概要:この報告は、解散する寺院に関わった方々へのインタビューから、寺院解散の体験・祭祀の継承についてどのように語られるかをとりあげます。地域に根ざし家族の祭祀を支えてきた伝統仏教寺院は、年々減少しています。しかし寺院の「減少」や「消滅」の実情を示す質的な研究は少なく、寺院解散のその後に関する研究はほとんど見られません。寺院解散は、一般的には過疎をめぐりマイナスイメージの強い現象として受け止められています。実際には地域の暮らしのなかで、寺院の解散はどのように経験され意味づけられるのか、島根県で行ったインタビューから、寺院解散と祭祀の継承に関わる人々の語りの考察を行います。
◆第2報告(13:00~14:30)報告者:河野 義貴(宮崎県立看護大学)
報告タイトル:アルコール依存症者のライフストーリーにおける自助グループの意味
報告概要:自助グループに通うアルコール依存症者は、成長過程で身に付けることができなかった対人関係の問題解決や感情コントロールについて語りを通して学びつづけている。アルコール依存症者の成長過程における対人関係の特徴と自助グループの意味について明らかにしたいと考え、研究に取り組んでおり、解釈についてみなさまからのご意見をいただきたいです。
◆第3報告(14:45~16:15)報告者: 家根橋 伸子(東亜大学)
報告タイトル:過疎地域で暮らす外国人母親のライフキャリアと日本語
報告概要:本論でのライフキャリアとは,人が社会において様々な役割を果たしながら人生を実現していく過程を指す。結婚を機に日本の過疎地域に移住したベトナム人女性のライフキャリアと日本語・日本語学習のもつ意味をインタビューから明らかにすることを試みた。母となり地域社会の中で成長していく彼女とその成長と共にある日本語。過疎地の人びとへの彼女の優しいまなざし。いかにすればそれらを研究という枠の中で伝えることができるのだろうか。