(参加者募集)ライフストーリー研究会 夏期研究集会のお知らせ
日本ライフストーリー研究所主催のライフストーリー研究会夏期研究集会(第9回)を開催します。
下記のプログラムのようにご案内いたします。研究会はどなたでも参加できます(無料)。みなさまのご参加お待ちしております。
参加ご希望の方は、下記の「夏期研究集会参加申込み」ボタンから申込みフォームにすすみご登録をお願いいたします。(参加申込ボタンは当ホームページのトップページにもございます)
<研究会参加の詳細>
参加費は無料で、非会員の方も参加可能です。
参加申込締め切りは8月22日(火)です。
申込受付終了後、オンライン参加の詳細をメールでお知らせいたします。
報告が始まる前にzoomにお入りください。(途中からは入れないことがあります)
第9回夏期研究集会
開催日時:2023年8月27日(日)10:30~16:20
(終了後、リアル(無料)/ヴァーチャル懇親会を予定しております。)
開催形式:ハイブリッド(リアル参加:10名以内、他オンライン参加)【注意事項(来所希望について)】
*標高900mの研究所は涼しいイメージがあるかと思いますが、日中、日が当た
るとかなり暑くなります(7月30日の特別研究会での経験より。研究所は扇風機のみでクーラーはありません)。
*現在、書庫建築のため基礎工事が始まっており、外回りは雑然としておりま
す。
*車で来所の場合、駐車場も十分ではありませんので、別の場所の駐車をお願い
することがあります。来所の方には、適正人数を超えると判断した場合は途中で人数
制限をする場合があります。ご了承ください。報告 プログラム
第1報告(10:30~12:00)
ポスト・フェミニズムにおける女性の「自己決定権」の再検討-「選択的シングルマ
ザー」の語りより【報告者】 周 馨驥XINJI ZHOU(神戸大学大学院生)
【概要】 本稿では、フェミニズムの視点から、「選択的シングルマザー」のライフ
ストーリーを構成し、ポスト・フェミニズムを生きる女性の「自己決定権」を再検討
してみる。なお、「選択的シングルマザー」(single mother by choice)とは、一
般的に、自らの意志に基づき、あえて結婚をせずに子育てする女性を指す。
第2報告(13:00~14:30)予期せぬ傷害で子どもを亡くした親のライフストーリー ――親のグリーフに影響を
与えた看護師の関わり【報告者】 山田恵子(新潟県立看護大学)
【概要】 未成年の子どもを亡くした親の喪失(Loss)は、想像を絶する悲嘆
(Grief)を引き起こす。本研究では、病院に搬送されたあとケアにあたった看護師
の関わりが親の悲嘆や、親の人生(ライフ)にどのような影響を与えたのか、2事例
のTSから分析した。結果、否定的感情を惹起するようなケアと肯定的感情が形成され
たケアが明らかとなった。
第3報告(14:50~16:20)生活困窮を背景にした「援助交際」についての語り――生活保護利用世帯で育ったあ
る若年女性の生活史調査から【報告者】 長澤敦士(京都大学大学院生)
【概要】 本報告では、わたしが行ってきた生活保護利用世帯で育ったある若年女性
への生活史調査で得られた語りをもとに、ひとがみずからの経験を他者に「語る」契
機に着目し、生活史の語りの諸相について検討してみたい。具体的には、今回の報告
でとりあげる語り手の援助交際についての経験を巡る語り直しのプロセスの分析を行
う。