(お知らせ)ライフストーリー研究会 11月例会
ライフストーリー研究会を下記の要領で行います。
よろしくお願いいたします。
発達障害の孫を支援する祖母の体験(仮題)
報告者:江口千代
日時:2016年11月11日(金)18:30~21:00
場所:立教大学社会調査研究室(池袋校、12号館3階)
<概要>
近年の少子高齢化、共働き世帯の増加により、核家族を支援する祖父母の
「孫育て」が注目されている。社会では、祖父母が孫を支援できるように様々
な支援教室やプログラムが設けられている。孫の誕生は祖父母にとって喜びで
はあるが、その孫に障害があると知ったときの祖父母の心痛は計り知れない。
障害には、目に見える障害と見えにくい障害があるといわれる。本報告で取り
上げる障害は、世界的に年々増加傾向し、見えにくいと言われている発達障害
である。わが国でも、2004年に発達障害者支援法が制定され、その中で家族支
援が求められている。しかし、今までの家族支援は親やそのきょうだいに着眼
され、発達障害の孫のいる祖父母の実態はほとんど知られていない。ここでは
特に、母親としての立場で中心的な子育てを経験した時代を経て、親の子育て
支援全般に関わりをもつといわれる「祖母」に着目し、発達障害の孫を支援す
る祖母の体験を報告する。