(お知らせ)ライフストーリー調査研究講習会(2018年度第1回)の参加者募集について

ライフストーリー調査研究講習会の開催について

2018年度第1回講習会
「ライフストーリー調査研究の基本概念と考え方(入門編)」

開催日時:2018年7月8日(日)10:30~16:40
開催場所:(社)日本ライフストーリー研究所 
講師:桜井 厚(本研究所代表)
参加費(昼食付):会員3,000円、非会員4,500円
定員:10名(申込は先着順で受け付けます)
申込締切:2018年6月24日(日)

内容:
 今回はライフヒストリー、オーラルヒストリー、ライフストーリーの特性が何かを把握し、研究史を追いながらどのように方法論の背景にある認識が変わってきたのか、具体的には実証主義、経験主義(解釈的客観主義)、対話的構築主義の考え方の違いを理解します。
さらに語りを生み出す自己概念や語りの時間を検討し、語りが語り手と聞き手の共同構成であることを学びます。
そのうえで、どのようにライフストーリー・インタビューを実践するのかを調査倫理を踏まえて検討し、語りのデータ化の手法を考えます。最後に、すぐれたライフストーリー文献を紹介し、各自の研究の参考に供したいと考えています。
質疑や討議の時間をできるだけ多くとります。
なお、講義資料の一部はあらかじめメールで配布します。

講習会プログラム(予定)

Ⅰ.ライフストーリーとは何か(10:30~12:10):
ライフヒストリ-やオーラルヒストリーの研究史を踏まえ、ライフストーリーの特質を理解することをねらいとします。背景にある認識論の違いも検討します。

* 昼食(12:10~13:00)研究所で用意します。

Ⅱ.ライフストーリー・インタビューの考え方(13:00~14:40)ライフストーリー研究に関連する基本概念を理解し、ナラティブの特性を学びます。インタビュー実践のために必要な考え方を理解することをねらいとします。

Ⅲ.ライフストーリーの調査倫理と文献研究(15:00~16:40)語り手との出会いと関係の作り方や資料保存について検討し、過去のすぐれた研究について紹介します。どのように語り手と出会うか、関係を築くかをいろいろな面から考えることをねらいとします。

◎参加をご希望の方は(社)日本ライフストーリー研究所のメールアドレスinfo@lifestory.or.jp からお申し込みください。
定員10名で、2~10名で開講します。申込みは先着順で受け付けます。
定員に達し次第、締切日前であっても受付を終了します。なお、申込みメールをいただいたら、すぐに受け付けた旨を返信いたしますので、届かない場合は、あらためてご連絡ください。