(お知らせ)ライフストーリー研究会・第3回夏期研究会

本年も、8月のライフストーリー研究会 夏期研究会(第3回)を山梨の研究所で行います。
参加希望者は参加申込書をメール添付でお送り下さい。

日 時:8月27日(日)10:30~17:00
終了後、懇親会(会員無料、非会員500円)
場 所:(社)日本ライフストーリー研究所

詳細プログラム

□ 午前の部(10:30~12:10)

ライフストーリー研究についての座談会

ライフストーリー研究の方法について、参加者が抱えている問題や悩み、疑問などを出し合い、それらを自らの経験と照らして解決するための手法や方法論について話し合います。
参加者は各自、自分なりの話し合いたい問題や聞いてみたい他者の調査経験について考えてきてください。最初に、簡単に参加者の自己紹介を兼ねて問題提起を伺います。そのあと、いくつかのテーマに絞り、時間を区切って話し合いをします。(ファシリテーター:桜井厚)

□ 午後の部(13:30~17:00)

報告時間、討議時間は各50分です。報告者はレジュメを25部程度、ご用意ください。参加者に司会をお願いします。また、skype中継をする予定ですので、ご承知おき下さい。

第1報告 (13:30~15:10)
報告タイトル:乳房再建の語り(仮)

報告者:菅森朝子
概要: 乳房再建手術とは、乳がん手術後にもう一度乳房を取り戻す手術のことである。がん治療のことだけを考えるのならば、乳房再建手術は不要である。それでも、乳房再建手術を選択する人があとを絶たない。本報告では、乳房再建とはいかなる経験であるのか、経験者の語りの中からとらえていく。とりわけ、乳がんを患った女性たちが乳房再建を通して、自分自身との関係、社会や他者との関係をどのように調整しているのか、に焦点を当てて考える。

第2報告(15:20~17:00)
報告タイトル:NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)受検の経験についてのインタビュー調査― 家族の中のNIPT ―

報告者:山本佳世乃
概要:本邦でのNIPT受検者は既に40,000名以上にのぼっている。一方で, 受検者の経験についての詳細な報告は未だ存在していない。
本研究では妊婦のNIPT受検経験を「他者・社会との関わり」の視点から解析した。
今回は特に, 妊婦による「家族」の定義とその役割, NIPT受検が「家族」に与える影響
と、「家族」がNIPT受検に与える影響を中心として報告する。

(注)ニュースレターやFBに写真を掲載するため、写真撮影をすることがありますので、不都合な方は予めお申し出下さい。