(ライフストーリー研究会・特別研究会)「みんなでじっくり語り合おう:調査者としての私」

ライフストーリー研究会・特別研究を下記の予定で開催いたします。
2023年7月30日に開催した「みんなでじっくり語り合おう VOL.1 ライフストーリーを聴く私のポジショナリティ」は、おかげさまで大変ご好評をいただきました!
今回は「みんなでじっくり語り合おう VOL.2 ライフストーリー研究における調査者としての私」と題して、ライフストーリー研究における調査協力者との非対称な関係における調査者としての私とは何か、がテーマです。異なる専門分野3名の報告者をお招きして、その基調報告をもとに調査を行う調査者について問い直したいと思います。
司会は、ライフストーリー研究やポジショナリティ論について著書のある山田富秋さんにお願いしました。
前回参加していない人も含め、他者の人生・生活を聞くライフストーリー調査における「私」探しの旅に参加しませんか。

また、今回の特別研究会シンポジウムにあたり、チラシを作成しました。下記に添付しております。ご利用いただけましたら幸いです。
(チラシはこちら)
特別研究会チラシ

日本ライフストーリー研究会 特別研究会 みんなでじっくり語り合おう VOL.2

「ライフストーリー研究における調査者としての私

【開催日時】2024年1月21日(日)13:30~17:00
【開催形式】日本ライフストーリー研究所
【開催形式】当研究所ならびにオンライン(zoom)会議(対面参加者若干名)
【申込方法】日本ライフストーリー研究所ホームページから申し込んでください。
(申込み締め切り日 2024年1月14日(日))
(申込み締め切り後、オンライン参加の方ヘzoomのご案内をいたします)
(下記のボタンよりお申込みページへお進みいただき、必要事項をご入力ください)

LS特別研究会(1月21日)参加申込み

【プログラム】

1. あいさつ
2. 報告

第1報告  佐藤正則:日本語教師でもあり研究者でもある私のポジショナリティ
第2報告  山本佳世乃:ライフストーリーについて ――人生の物語の編集から解放へ
第3報告  西倉実季:ライフストーリー研究者の役割――マジョリティがマイノリティの語りを聞く場合

3. ブレイクアウト・セッション
4. 全体討議
5. 総括

【司会】 山田富秋(松山大学)

【報告者紹介】
佐藤正則(JALAS横浜・山野美容芸術短期大学)
・専門は日本語教育(学)。2000年代、日本語学校で学ぶ留学生を対象にインタビューをしたことが、ライフストーリー研究を始めるきっかけになった。その後、元留学生、日本語学校教育を牽引してきた日本語教育関係者、永住帰国したサハリン残留日本人と、インタビューの対象を広げてきた。
今回の発題に関係する論文としては、「語り手の『声』と教育実践を媒介する私の応答責任」(三代純平編『日本語教育学としてのライフストーリー』くろしお出版、2015年)、「市民として教師として-日本語教師としての自己言及的な視点から」(細川英雄他編『市民性形成とことばの教育』くろしお出版、2016年)「戦後サハリンを家族と共に生きたある帰国日本人女性の語り」(『語りの地平』vol.6、2021年)などがある。

山本佳世乃(岩手医科大学臨床遺伝学科)
・専門分野:現在は認定遺伝カウンセラーとして病院で勤務するとともに、認定遺伝カウンセラー養成課程の講師として働いている。お茶の水女子大学大学院在籍時から桜井先生のもとライフストーリーインタビューを学ぶ。
私は認定遺伝カウンセラーとして、より生きやすい人生の語りの再構築を手伝うことはできないだろうかというナラティブセラピーに近い視点からライフストーリーに関わってきた。だが、最近自分自身が、自分のライフストーリーを持ち歩く重みを感じたことをきっかけに、ライフストーリーとの関わり方を再考している。今までのように自分のライフストーリーを再編集して後生大事に持ち歩くためにライフストーリーを語る場を作るのではなく、ライフストーリーを語り、その時・その場で解き放つためにライフストーリーを語る場を作るという意識でいるのはどうだろうと考え始めている。

西倉実季(東京理科大学)
・専門は社会学。あざや腫瘍など、顔に症状がある人たちへのライフストーリー・インタビューを継続している。
おもな著書・論文に、『顔にあざのある女性たち―「問題経験の語り」の社会学』(生活書院、2009年)、「なぜ演じるのか―フィクションに託すサファリングの語り」(小林多寿子・浅野智彦編『自己語りの社会学』新曜社、2018年)、「生きるためのユーモア―自己を笑う、病いの日常を笑う」(『語りの地平』vol.2、2017年)など。